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11月

自分のビジョンを考える

看護師の就職先として圧倒的に多いのが病院での就職でしょう。就職活動を行っている看護師さんや学生さんの多くが病院での就職を探しているのではないでしょうか。しかし、病院と一言でいっても種類も様々ですし、病院によって特色があります。看護師の仕事を長く続けるポイントとしては自分にあった職場を見つける事です。

就職活動の中でまず、ポイントとなるのが病院選びでしょう。病院として代表的なものとしては大学病院や総合病院といった大きな病院から診療所やクリニックといった小さな病院もあります。まずは、自分が看護師になってどのような病院で働きたいのかビジョンを立ててから病院探しを始める事をおすすめします。学生さんの場合は就職する予定の年の春から動いてみましょう。自分が就職したい病院をピックアップし、早めに資料請求をします。夏ごろになると多くの病院が見学の受け入れをしています。しかし、この時期を逃すと大きな病院の場合見学をさせてもらえない事もあるので注意が必要です。最近は、就職前に職場を体験させてくれるような病院も増えてきています。自分が調べた情報だけでなく、実際の現場を見ることでその病院が自分にあう職場なのかどうか肌で感じる事が出来ます。こうした機会を活用して就職活動をしてみてはいかがでしょうか。

大きな病院での就職となると一次募集で受験がおすすめです。二次募集となると自分が働きたい診療科での勤務が難しかったり、採用人数が一次募集よりも限られていたりと自分にとって都合の悪い事も多く見られます。特に人気のある病院での就職を考えている場合は要注意と言えるでしょう。病院別にみても働く上での特徴があります。例えば、大学病院は就職先としては非常に人気の高い病院なのですが、珍しい症例が多く、最先端医療の中心ともいえる医療機関です。その為、1年目はかなりの勉強が必要になりますし、看護研究なども盛んにおこなわれています。純粋に看護業務だけでなく、こういった研究や仕事以外の役割などもやってみたいという方にはおすすめの病院です。また、自分が働きたい診療科がある看護師の場合は専門病院への就職がいいのではないでしょうか。ただし、専門病院の場合は1つの大きな診療科を更に細かく分けて各診療科とされています。その為、より深い知識を得たいと思った場合はいくつかの診療科に移りながら働き、知識を深めていく必要があります。
このように自分がどのような職場で働きたいのかによって病院選びは大きく変わってきます。